外壁コーキングの割れをチェックするDIY方法

勝浦や房総地域は、海風や湿気、強い日差しの影響を受けやすい地域です。
このような環境では、住宅の外壁に使われている「コーキング(シーリング)」の劣化が早く進行します。
コーキングとは、外壁材と外壁材のすき間を埋めるゴム状の防水材のこと。
これが劣化すると雨水が壁の中に侵入し、雨漏り・カビ・構造材の腐食などのトラブルを引き起こします。

今回は、勝浦リフォームの専門家・高堀工務店勝浦営業所が、自分でできる外壁コーキングの割れチェック方法を紹介します。


目次

1. コーキングの役割を知る

コーキングは見た目こそ地味ですが、住宅を守る重要なパーツです。
主な役割は以下の3つ。

  1. 防水性の確保:雨水の侵入を防ぎ、壁内部を乾燥状態に保つ。
  2. 伸縮吸収:外壁が熱で膨張・収縮しても、隙間を埋めて追従する。
  3. 防音・断熱:外気の侵入を防ぎ、室内環境を快適に保つ。

しかし、塩害や紫外線の強い勝浦・房総エリアでは、一般的なコーキングは10年前後で劣化します。
海沿いの住宅では、早ければ5〜7年でヒビ割れが起こることもあります。


2. コーキング劣化のサイン

次のような症状が見られたら、要注意です。

  • 表面が白っぽく粉を吹いている(チョーキング現象)
  • コーキングが硬くなってヒビが入っている
  • 剥がれやすき間ができている
  • コーキングが痩せて、外壁との段差ができている

これらの症状を放置すると、外壁の下地に水がまわり、内部腐食が始まります。
最悪の場合、塗装や外壁材ごとの張り替えが必要になるため、早めの発見がコスト削減につながります。


3. DIYでできるチェック方法

① 目視点検

晴れた日の昼間に外壁を観察します。
コーキング部分に「ヒビ」「剥がれ」「変色」が見られたら劣化のサインです。
特に、日当たりのよい南側・海風を受ける面から劣化が始まることが多いです。

② 指で押してみる

柔らかさをチェックします。
新品のコーキングは弾力がありますが、劣化するとカチカチに硬くなるか、逆にベタつくことがあります。

③ 水かけテスト

霧吹きでコーキング部分に軽く水をかけてみましょう。
ヒビの部分に水が染み込む、または内部に泡が出る場合、防水機能が低下しています。

④ 窓まわりも要確認

外壁だけでなく、サッシまわりやベランダの床際もチェック。
ここは雨水が溜まりやすく、最も漏水トラブルが起きやすい部分です。


4. 劣化を見つけたらどうする?

小さなヒビやすき間程度なら、DIY補修も可能です。
ホームセンターで販売されている**外壁用シーリング材(変成シリコン系)**を使用し、古いコーキングを取り除いてから新しく打ち替えましょう。

ただし、以下のようなケースでは専門工務店に依頼するのが安全です。

  • コーキングが全面にヒビ割れしている
  • 下地(外壁材との接着面)が剥がれている
  • 複数箇所に水染みがある
  • 10年以上メンテナンスしていない

高堀工務店勝浦営業所では、塩害地域専用の高耐候シーリング材を使用。
通常よりも長持ちし、勝浦や房総地域特有の強風・潮風にも強い施工を行っています。


5. 点検のタイミングとコツ

外壁コーキングは、外壁塗装と同じタイミング(約10年ごと)で点検・交換するのが理想です。
コーキングだけを後から補修するより、塗装と同時に行う方が費用を抑えられ、仕上がりも美しく
なります。

また、台風シーズン前(6〜8月)に点検しておくと、風雨の被害を未然に防げます。


まとめ

コーキングは小さな部材ですが、家の防水性能を左右する大切な要素です。
特に勝浦や房総地域のような海風と湿気が強いエリアでは、劣化のスピードが早いため、定期的なチェックが欠かせません。

高堀工務店勝浦営業所では、地域特性を熟知した職人が耐塩害コーキングリフォームを行っています。
「勝浦 リフォーム」「勝浦 工務店」をお探しの方は、ぜひ一度、無料点検をご利用ください。
大切な住まいを潮風から守り、長く快適に暮らせる家を一緒につくりましょう。

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