勝浦や房総地域のような海沿いエリアで暮らすうえで欠かせないのが、塩害対策です。特に見落とされがちなのが「外構フェンス」。住宅の顔ともいえるフェンスは、潮風に含まれる塩分や湿気の影響を受けやすく、放置しておくとサビや腐食が進行してしまいます。今回は、塩害地域でフェンスを長持ちさせるためのメンテナンス方法と素材選びのポイントを解説します。
なぜ海沿いのフェンスは劣化しやすいのか?
- 塩分の付着による腐食
潮風に含まれる塩分がフェンス表面に付着し、水分と反応して金属をサビさせます。塗装が剥がれると、そこから腐食が一気に進行します。 - 強風と砂の影響
海からの風に乗って砂が吹きつけ、フェンス表面を摩耗させることで、保護塗膜が削られてしまいます。 - 高湿度環境
房総地域は湿度が高く、塩分が乾燥しにくいため、サビの進行が遅いように見えても内部でじわじわと進んでいるケースが多いです。
フェンスの素材別・塩害対策のポイント
① アルミフェンス
アルミはサビに強い素材ですが、表面の酸化被膜が傷つくと腐食が進行することがあります。定期的に中性洗剤で洗い、塩分を除去することが大切です。
② ステンレスフェンス
ステンレスは耐塩害性が高く、海沿いの住宅におすすめです。ただし、表面に鉄粉や汚れが付着すると「もらいサビ」が発生するため、定期的な清掃が必要です。
③ 樹脂・木樹脂フェンス
樹脂系フェンスは金属製よりも塩害に強く、メンテナンスが少なくて済むのが利点です。木目調デザインも多く、景観との調和を重視したい方に人気です。
④ 鉄製フェンス(スチール・アイアン)
デザイン性が高い反面、塩害には弱い素材です。サビ止め塗装をしっかり施し、年1回程度の塗り替えやタッチアップ補修が欠かせません。
フェンスの塩害メンテナンス方法
- 月1回の水洗い
塩分を落とす最も簡単な方法が水洗いです。ホースで全体を洗い流し、特に風上側や下部の汚れを念入りに落としましょう。 - 中性洗剤での拭き取り
頑固な塩の白化汚れ(白サビ)は、中性洗剤を薄めた水で拭き取ると効果的です。金属ブラシなど硬い道具は使わないようにしましょう。 - サビ止めスプレー・防錆剤の塗布
金属フェンスには、防錆スプレーや防腐オイルを年2回ほど塗布することで、サビの発生を防げます。 - 塗装の剥がれを放置しない
塗膜が剥がれた部分は、サビが進行する前に早めの補修を。小さな傷も放置せず、タッチアップ塗料で対応しましょう。 - 外構リフォーム時の再配置
外壁リフォームや庭リフォームの際に、フェンスの位置を海風の直撃から避けるだけでも塩害リスクを軽減できます。
高堀工務店が提案する「塩害に強いフェンス設計」
勝浦 工務店(高堀工務店勝浦営業所)では、海沿い特有の気候を熟知し、耐塩害性に優れた素材や構造を採用しています。
- ステンレス製フェンス+防錆コーティング
- 樹脂製フェンス+アルミ支柱のハイブリッド構造
- 風通しを確保したスリットデザインで、風圧軽減
さらに、塗装や基礎部分も含めた「外構全体の長寿命化プラン」をご提案。フェンス単体ではなく、住宅全体の景観と耐久性を両立させるのが特徴です。
実際の施工事例(房総地域)
事例1:ステンレス製フェンス+防錆塗装
海から200mの住宅で、スチール製フェンスのサビが深刻化。ステンレス製に交換し、防錆塗装を併用。5年以上経過しても光沢を保っています。
事例2:樹脂フェンス+基礎強化
潮風が強く、砂の影響もあったため、木樹脂フェンスを採用。基礎部分に防湿モルタルを追加し、耐久性を確保しました。
まとめ
勝浦や房総地域のような海沿いでは、フェンスの劣化は避けられません。しかし、素材選びと定期メンテナンスによって寿命を2倍以上に延ばすことも可能です。サビが出てから修理するのではなく、早めの洗浄と防錆対策が鍵です。「勝浦 リフォーム」「房総地域 リフォーム」に豊富な実績を持つ高堀工務店勝浦営業所では、外構全体の塩害対策をトータルでサポートしています。美しさと耐久性を両立した外構リフォームを、ぜひご相談ください。
