移住・二拠点生活のための新築住宅|勝浦の工務店が「管理しやすい家」の条件を解説

千葉県勝浦市をはじめ、いすみ市、御宿町、鴨川市、館山市、南房総市、富津市、九十九里沿岸などでは、海の近くで暮らしたいという方から、新築住宅についてご相談をいただく機会があります。

東京などに仕事や生活の拠点を残しながら、週末や長期休暇を千葉県で過ごす「二拠点生活」を考える方もいます。

また、

「定年をきっかけに千葉県へ移住したい」

「海の近くにセカンドハウスを建てたい」

「将来は完全移住するが、最初は週末だけ使いたい」

「サーフィンや釣りを楽しむための拠点が欲しい」

という方もいるでしょう。

しかし、移住や二拠点生活用の住宅は、一般的な新築住宅とまったく同じ考え方で建てればよいとは限りません。

特に、普段は誰もいない期間がある住宅では、湿気、換気、防犯、台風、塩害、設備の故障、庭の管理などについて、設計段階から考えておくことが重要です。

今回は、「勝浦 工務店」と検索して新築の相談先を探している方をはじめ、千葉県沿岸部で移住・二拠点生活のための家づくりを検討している方に向けて、管理しやすい住宅の条件を高堀工務店勝浦営業所が解説します。

目次

二拠点生活の家は「使っていない時間」を考える

一般的な住宅は、ほぼ毎日誰かが暮らすことを前提としてつくられています。

しかし、二拠点生活の場合は、

平日は東京

金曜日の夜に千葉県へ移動

週末だけ滞在

日曜日に東京へ戻る

といった使い方も考えられます。

また、月に数回しか利用しない方や、冬はあまり利用しない方もいるでしょう。

そのため、新築計画では「滞在しているときの快適さ」だけでなく、「誰もいない期間に家をどのように守るか」を考える必要があります。

特に注意したいのは次のような問題です。

・室内に湿気がたまる
・収納や水回りにカビが発生する
・台風後の建物被害に気づくのが遅れる
・給湯器や設備の故障に気づかない
・庭や雑草の管理が負担になる
・郵便物がたまる
・空き家と思われやすくなる
・塩害によるサビが進む
・設備の水漏れを発見できない

このような問題をできるだけ減らすことが、二拠点住宅では重要です。

移住前に土地から相談する

勝浦や千葉県沿岸部へ移住したい場合、最初に土地を購入し、その後で工務店を探す方もいます。

しかし、土地を購入する前に工務店へ相談することをおすすめします。

土地には、広告を見るだけでは分からない条件があります。

例えば、

・前面道路が狭い
・水道が敷地まで引き込まれていない
・浄化槽の設置場所が必要
・擁壁が古い
・道路と土地に高低差がある
・大型工事車両が入れない
・海から強い風を受ける
・雨水がたまりやすい
・希望する平屋を配置できない

といったケースがあります。

土地価格が安くても、造成、水道、擁壁、排水などに大きな費用がかかれば、土地と建物を合わせた総予算が増えてしまいます。

「この土地に希望する家を建てられるか」を確認してから購入することが大切です。

海までの距離だけで土地を選ばない

海の近くで暮らすことを目的に移住する場合、「海まで徒歩○分」という条件を重視する方も多いでしょう。

もちろん、海への距離は重要です。

しかし、新築住宅を長く維持するという視点では、それ以外の条件も確認しましょう。

・土地の高さ
・海から吹く風の方向
・台風時の風の強さ
・津波や浸水などのハザード情報
・道路から敷地までの高低差
・周辺道路の幅
・買い物や病院までの距離
・雨水の排水状況
・携帯電話やインターネット環境

海から多少離れていても、高台で海に向かって開けている土地では、強い潮風を受ける場合があります。

反対に、海に比較的近くても周囲の建物や地形によって風が弱い土地もあります。

土地は「海まで何メートルか」だけで判断せず、実際の環境を確認することが重要です。

二拠点生活にはコンパクトな家も有効

二拠点生活用の家では、必要以上に住宅を大きくしないことも一つの考え方です。

例えば夫婦二人で利用するなら、20坪前後の平屋やコンパクトな2LDKでも十分な場合があります。

建物をコンパクトにすることで、

・掃除する場所を減らせる
・冷暖房費を抑えやすい
・外壁や屋根の面積を抑えられる
・将来の修繕負担を減らしやすい
・使わない部屋をつくらずに済む

といったメリットがあります。

せっかく土地が広いからと大きな家を建てても、年間の半分しか使わなければ、管理する面積だけが増えてしまいます。

二拠点生活では「広い家」よりも「少ない手間で快適に使える家」を考えることが重要です。

平屋は二拠点生活とも相性が良い

十分な敷地が確保できる場合は、平屋も有力な選択肢です。

階段がないため、久しぶりに住宅へ来たときでも室内を確認しやすく、掃除や設備点検も行いやすくなります。

また、将来完全移住した場合も、年齢を重ねてから暮らしやすいというメリットがあります。

ただし、平屋は屋根面積が大きくなりやすいため、千葉県沿岸部では屋根の塩害・強風対策をしっかり行う必要があります。

土地の広さ、建ぺい率、駐車場、浄化槽、庭なども含めて配置を考えましょう。

玄関近くに大きめの土間収納をつくる

勝浦や千葉県沿岸部へ移住する方には、海やアウトドアを楽しみたい方も多くいます。

例えば、

・サーフボード
・ウェットスーツ
・釣り道具
・クーラーボックス
・長靴
・アウトドア用品
・自転車
・工具
・レインウェア

などです。

こうした物をリビングや寝室へ持ち込むと、砂や水分によって室内が汚れやすくなります。

玄関近くに土間収納や外部収納を設けることで、帰宅後すぐに道具を収納できます。

特に濡れたウェットスーツや釣り用品を収納する場合は、排水や換気も考えておくと便利です。

海から帰って直接浴室へ行ける動線

サーフィン、海水浴、釣りなどを楽しむ方は、玄関からリビングを通らずに洗面所や浴室へ移動できる間取りが便利です。

例えば、

屋外シャワー

勝手口・土間収納

洗面脱衣室

浴室

という動線をつくれば、砂や海水を住宅内へ持ち込みにくくなります。

外部シャワーを設ける場合は、配管の耐久性、冬場の凍結、潮風による金属部品の腐食にも配慮します。

また、屋外で使う設備は、人目につきにくい場所へ設置しながらも、点検しやすい配置にすることが大切です。

湿気対策は特に重要

海の近くでは、湿った空気が住宅へ入りやすくなります。

さらに、二拠点住宅は窓を開けたりエアコンを使ったりする機会が少ないため、湿気がこもりやすくなります。

湿気対策として重要なのは、

・断熱
・気密
・24時間換気
・収納内の通風
・床下の防湿
・敷地の排水
・エアコンや除湿機の配置

です。

単に窓を多くつくれば風通しがよくなるわけではありません。

誰もいない期間でも換気設備が計画的に空気を動かせる住宅にすることが重要です。

24時間換気を止めない前提で計画する

二拠点生活では、住宅を離れるときに電気をすべて切りたくなるかもしれません。

しかし、24時間換気設備まで停止すると、住宅内部の湿気やにおいが抜けにくくなる場合があります。

長期間留守にする可能性がある住宅では、換気設備について、

・消費電力
・フィルター清掃
・給気口の位置
・排気口の位置
・塩害への耐久性
・長期間運転した場合の管理方法

を確認します。

帰ってきたときに「家の中がカビ臭い」という状態にならないよう、留守中の空気環境まで考えましょう。

スマートホーム設備を活用する

二拠点生活では、遠隔で住宅の状態を確認できる設備も便利です。

例えば、

・スマートロック
・防犯カメラ
・人感センサー
・温湿度センサー
・エアコンの遠隔操作
・照明の遠隔操作
・漏水センサー

などがあります。

東京を出発する前にエアコンをつけておけば、勝浦の家へ到着したときに室内を快適な温度にできます。

また、台風後に防犯カメラで庭の様子を確認するなど、留守中の住宅管理にも活用できます。

ただし、こうした設備を使うためには、安定したインターネット環境も必要です。

土地購入前に通信環境を確認しておきましょう。

水漏れ対策も考える

普段暮らしている家なら、蛇口や配管から水が漏れていれば比較的早く気づきます。

しかし、二拠点住宅では数週間気づかない可能性があります。

小さな水漏れでも、長期間続けば床や壁を傷めることがあります。

新築時には、

・配管を点検しやすくする
・床下点検口を適切に配置する
・水抜きや止水操作をしやすくする
・漏水センサーを検討する
・給湯器の状態を確認しやすくする

といった工夫を行います。

設備を隠しすぎず、将来修理できることも重要です。

千葉県沿岸部では塩害対策を徹底する

勝浦をはじめ、外房、南房総、内房、九十九里などの沿岸地域では、潮風による塩害を考えた新築が必要です。

特に二拠点生活では、サビや腐食を毎日確認できないため、最初の材料選びが重要になります。

注意したいのは次のような部分です。

・屋根材
・外壁材
・棟板金
・水切り
・屋根や外壁を固定するビス
・雨樋の支持金具
・サッシ
・シャッター
・換気フード
・バルコニーの手すり
・給湯器
・エアコン室外機
・屋外照明
・フェンス、門扉、ポスト

外から見える材料だけでなく、固定金具やビスなどの小さな部材まで耐食性に配慮することが大切です。

エアコン室外機と給湯器の場所を工夫する

海側へ室外機や給湯器を設置すると、潮風を直接受ける可能性があります。

可能であれば、建物自体を利用して風を避けられる場所へ配置します。

ただし、壁で完全に囲ってしまうと、排熱や点検に問題が出ることがあります。

・潮風を直接受けにくい
・十分な通風がある
・点検しやすい
・交換時に搬出できる

という条件を考えて配置します。

塩害対策仕様の設備を検討することも有効です。

台風後にすぐ確認できないことを前提にする

二拠点生活で特に注意したいのが台風です。

自宅が東京にあり、千葉県の住宅へすぐに行けない場合、台風による被害が数日間分からないことがあります。

そのため、新築時にはできるだけ台風被害を受けにくい住宅を計画します。

・凹凸の少ない屋根
・屋根材の確実な固定
・棟板金の下地
・軒や庇の強風対策
・雨樋の固定
・窓の耐風性能
・シャッターや雨戸
・飛ばされにくい外構
・固定しやすい物置

庭へ軽い椅子、テーブル、植木鉢などを常時置くと、台風時に飛来物になることがあります。

留守にする住宅ほど、外構をシンプルにしておくことが大切です。

庭をつくりすぎない

広い土地を購入すると、大きな庭をつくりたくなるかもしれません。

しかし、二拠点生活では庭の管理が大きな負担になります。

春から夏にかけては雑草が伸び、樹木も定期的な剪定が必要です。

数週間ぶりに家へ来たら、

「庭の草刈りだけで休日が終わってしまった」

ということもあり得ます。

管理負担を減らすため、

・庭を必要な範囲に絞る
・防草シートと砂利を使用する
・成長の遅い植栽を選ぶ
・植木の本数を増やしすぎない
・駐車場を管理しやすい仕上げにする
・雑草が生えやすい隙間を減らす

といった工夫を検討します。

ウッドデッキはメンテナンスも考える

海を眺めながら過ごすウッドデッキに憧れる方も多いでしょう。

しかし、海の近くでは紫外線、雨、潮風の影響を強く受けます。

天然木の場合は定期的な塗装や補修が必要になることがあります。

人工木でも完全にメンテナンス不要ではありません。

また、デッキ下に雑草が生えたり、落ち葉やゴミがたまったりすることもあります。

二拠点住宅では、デザインだけでなく、「一年間で何回メンテナンスできるか」から材料を選びましょう。

バルコニーを本当につくるか考える

海が見える土地では、大きなバルコニーを希望する方もいます。

しかし、二拠点生活では、バルコニーを使う回数より、掃除や防水点検の負担のほうが大きくなることがあります。

特に沿岸部では、

・手すりの塩害
・排水口へのゴミ詰まり
・防水層の劣化
・強風による家具の飛散
・潮風による汚れ

などに注意が必要です。

室内の大きな窓から海を楽しむ、屋根付きテラスをつくるなど、別の方法も比較しましょう。

防犯対策は「留守だと分からせない」ことも重要

長期間留守になる住宅では、防犯対策も必要です。

次のような設備を検討します。

・防犯カメラ
・センサーライト
・スマートロック
・録画機能付きインターホン
・防犯ガラス
・シャッター
・タイマー付き照明

また、郵便物やチラシがたまると、留守であることが分かりやすくなります。

郵便物の管理や近隣との関係づくりも含めて考えることが大切です。

完全に人目から隠れた住宅より、道路や近隣から適度に様子を確認できる配置が防犯上有利なこともあります。

駐車場は余裕を持って計画する

移住・二拠点生活では、自動車を利用する場面が多くなる可能性があります。

日常の買い物だけでなく、東京から荷物を持って移動したり、家族や友人が遊びに来たりすることもあります。

駐車場では、

・自家用車の台数
・来客用の駐車スペース
・荷物を下ろす場所
・玄関までの距離
・将来車種を変更する可能性
・電気自動車用コンセント

などを考えます。

土地が広いからと適当に駐車場をつくるのではなく、玄関と荷物の動線を短くすることが重要です。

東京から夜に到着することも考える

二拠点生活では、仕事が終わってから千葉県へ移動し、夜に住宅へ到着することもあります。

夜間でも安全に玄関へ入れるよう、

・駐車場照明
・玄関照明
・人感センサー
・足元灯
・玄関までの段差
・雨の日の動線

を計画します。

高台や傾斜地では、暗い中で長い階段を上ることが負担になる場合があります。

土地選びの段階から、道路、駐車場、玄関の高さを確認しましょう。

完全移住した後の暮らしも考える

最初は週末住宅として利用し、数年後に完全移住する計画の方もいます。

その場合は、二拠点生活中だけでなく、将来毎日暮らす住宅としても使いやすいように計画します。

例えば、

・平屋または階段の負担が少ない間取り
・寝室からトイレまでの短い動線
・十分な収納
・断熱性
・浴室や洗面所の暖かさ
・バリアフリー
・病院やスーパーへの移動
・将来の車の利用

などです。

「週末だけだから最低限の設備でよい」と考えると、完全移住時に大規模な改修が必要になる場合があります。

10年後の暮らしまで考えて新築することが大切です。

移住・二拠点住宅で後悔しやすいポイント

海への近さだけで土地を選んだ

実際に住み始めると、強風、塩害、買い物、病院までの距離などが負担になることがあります。

大きな庭をつくりすぎた

週末のほとんどを草刈りや庭木の管理に使うことになります。

窓を大きくしすぎた

景色は良いものの、夏の日射、台風時の風圧、外からの視線が気になる場合があります。

収納がアウトドア用品に対応していない

濡れた道具や砂の付いた物を室内へ持ち込むことになります。

留守中の湿気対策を考えていなかった

久しぶりに訪れた際、収納や水回りにカビが発生している可能性があります。

設備を海側へ集中させた

室外機や給湯器が潮風を直接受け、劣化が早くなることがあります。

管理する設備を増やしすぎた

バルコニー、大きな庭、複雑な外構など、使う時間より管理する時間のほうが長くなることがあります。

土地購入前のチェックリスト

移住・二拠点生活用の土地を探す際は、次の項目を確認しましょう。

・海からの距離と風向き
・津波、浸水、土砂災害などのハザード情報
・土地の高さ
・道路と敷地の高低差
・接道条件
・工事車両の進入
・水道の引き込み
・浄化槽、排水先
・携帯電話の電波
・インターネット回線
・スーパーや病院までの距離
・最寄り駅や高速道路へのアクセス
・希望する家と駐車場を配置できるか
・塩害、強風への対策費
・庭の維持管理
・東京など現在の拠点からの移動時間
・将来完全移住しても暮らしやすいか

勝浦をはじめ千葉県全域の移住・二拠点住宅に対応します

移住や二拠点生活のための新築住宅は、単に海の近くへ家を建てることではありません。

住宅を使う頻度、留守にする期間、趣味、将来の完全移住まで考え、管理しやすい家をつくることが重要です。

高堀工務店は勝浦市を拠点に、千葉県全域の新築、建て替え、リフォーム、空き家活用に対応しています。

特に、勝浦市、いすみ市、御宿町、鴨川市、館山市、南房総市、富津市、九十九里沿岸、銚子周辺など、海に近い地域で問題になりやすい塩害、強風、湿気、傾斜地、狭い道路などを踏まえた家づくりをご提案します。

「東京との二拠点生活を始めたい」

「海の近くにセカンドハウスを建てたい」

「数年後の完全移住を考えた家にしたい」

「留守が多くても管理しやすい平屋を建てたい」

「サーフィンや釣りを楽しめる間取りにしたい」

「土地購入前に塩害や台風の影響を確認したい」

「土地・建物・外構を含めた総額を知りたい」

といったご相談がある方は、高堀工務店勝浦営業所までお気軽にお問い合わせください。

「勝浦 工務店」で移住の家づくりを相談できる会社をお探しの方はもちろん、千葉県全域で沿岸地域への移住や二拠点生活を検討している方にも対応いたします。

土地探しの段階から、建物、塩害・風害対策、外構、将来の維持管理まで一体として考え、「遊びに来るたびに管理する家」ではなく、「来るたびに楽しめる家」を一緒につくっていきます。

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