DIYでできる防錆スプレー活用法と注意点

勝浦や房総地域の住宅では、海からの潮風に含まれる塩分が家の金属部分を傷める「塩害」が日常的に起こります。
外構フェンス、ビス、カーポートの金具、エアコン室外機など、金属製のパーツは知らないうちにサビが進行していることも。
サビを放置すると強度が落ち、破損や事故につながる恐れがあります。

そこで今回は、高堀工務店勝浦営業所が、家庭で簡単にできる防錆(ぼうせい)スプレーの活用法と、使用時の注意点を紹介します。


目次

1. なぜサビが発生するのか?

サビは「金属が酸素や水と反応して酸化する現象」です。
海沿いの勝浦や房総地域では、潮風に含まれる塩分が金属表面に付着し、酸化反応を加速させてしまいます。
特に、以下の場所はサビが発生しやすい要注意ポイントです。

  • ベランダの手すり・フェンス
  • 雨どい・金属屋根の留め具
  • 室外機のフレームやカバー
  • 外灯・ポストなどの外構金具

こうした部分に定期的に防錆スプレーを使うことで、金属を長持ちさせることができます。


2. 防錆スプレーの種類と選び方

ホームセンターなどで手に入る防錆スプレーには、大きく分けて3種類あります。

① 浸透潤滑タイプ

サビの進行を抑えるだけでなく、ネジや金具の動きをスムーズにするタイプ。
代表的なのは「KURE 5-56」など。動く金属部分に適しています。

② 皮膜形成タイプ

塗布後に透明な膜を作り、空気や水を遮断するタイプ。
屋外の鉄部やフェンス、エアコン室外機に最適です。

③ 耐熱・工業用タイプ

自動車や金属屋根など、高温環境にも強いタイプ。
塩害が特に厳しい海沿いエリアでは、このタイプを選ぶと効果が長持ちします。


3. 防錆スプレーの使い方

① 清掃

まずは、汚れやホコリを布で拭き取りましょう。
既に赤サビが出ている場合は、ワイヤーブラシやサンドペーパーで削り取ります。

② スプレーの塗布

缶をよく振ってから、対象部位に20〜30cm離して均一にスプレーします。
一度に厚く塗るより、薄く2〜3回に分けて吹きかける方がムラなく仕上がります。

③ 乾燥

皮膜タイプの場合は、完全乾燥まで3〜5時間
雨の日や湿気の多い日は避けて、晴れた日の午前中に作業するのが理想です。


4. 使用時の注意点

  • プラスチック部分や塗装面に付着すると変色することがあるため、マスキングテープで保護する。
  • 電気系統(コンセント・配線部分)には直接吹きかけない。
  • 可燃性スプレーのため、火気の近くでは使用禁止。
  • 子どもやペットが触れる場所では、完全乾燥後に設置する。

また、屋外環境では塩分や風雨の影響を受けるため、3〜6か月ごとの再塗布がおすすめです。


5. 防錆メンテナンスとリフォームの関係

防錆スプレーでのメンテナンスは、短期的には効果的ですが、
サビが内部まで進行している場合はリフォームや部材交換が必要です。

高堀工務店勝浦営業所では、

  • 塩害に強い「ステンレス金具」への交換
  • ガルバリウム鋼板など耐食素材へのリフォーム
  • 防錆塗装・外構補修
    といった房総地域特化の耐塩害施工を行っています。

定期的なスプレー+プロの点検を組み合わせることで、住宅の寿命を大きく延ばすことが可能です。


まとめ

海沿いの暮らしは魅力的ですが、塩害との付き合いが欠かせません。
防錆スプレーを上手に使えば、ちょっとしたDIYで金属部の劣化を防ぎ、リフォームの頻度を減らすことができます。

勝浦 工務店である高堀工務店勝浦営業所では、「勝浦 リフォーム」「房総地域 リフォーム」に強い地域密着施工を行い、
塩害に負けない家づくりと定期メンテナンスをサポートしています。
海風に強い住まいを保つために、今日から小さな防錆ケアを始めましょう。

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